シェアハウスは共同生活の楽しさがあったり生活コストが抑えられたりと、メリットが多く人気ですが、「シェアハウスとは?」といまいち定義がわかっていない人も多いのではないでしょうか。
シェアハウスに挑戦してみたいという人からは「間取りはどんな感じ?」「短期で入居することはできるの?」などといった疑問も聞かれます。
そこで今回は、シェアハウスとはなんなのか、ルームシェアとの違い、年齢制限はあるのかなどを調査しました。
▼この記事に書いていること
また、シェアハウスはドミトリーと個室のどちらのタイプが多いのかや、自分に合ったシェアハウスの探し方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
シェアハウスとは?意味・定義をわかりやすく解説
ひとりで過ごすことができる気軽さと、人とコミュニケーションが取れる楽しさのどちらも兼ね備えていると年々人気が高まっているシェアハウス。
ですが、実はシェアハウスとはどんなものなのか定義がわかっていないという人もいるのではないでしょうか。
シェアハウスとは、一つの賃貸物件に親族でない複数の者が共同で生活するものであり、ハウスシェアリングとも言われています。 具体的には、リビング、台所、浴室、トイレ、洗面所等を他の入居者と共有し、各入居者の個室をプライベート空間とする共同生活のスタイルです。引用元:千葉県- シェアハウス(共同居住型賃貸住宅)の登録について
一般的にシェアハウスとは家族ではない他人とひとつの物件で共同生活をおくるスタイルで、自分だけの個室があることがほとんど。
よくシェアハウスと混同してしまうという意見が聞かれたのが以下でした。
「友達とルームシェアする」というようなことも耳にする機会が多いため、口コミなどではシェアハウスとルームシェアの違いがわからないという人が多かった印象でした。
シェアハウスとルームシェアの違い
「シェアハウスとルームシェアって何が違うの?」という声が聞かれたのですが、わかりやすくいうと家をシェアするのか、部屋をシェアするのかの違いです。
ずっとルームシェアとシェアハウス混同してたけど、ルームシェアはルームのシェアでシェアハウスはハウスをシェアなのか なるほどな 引用元:X-@UwMnu
シェアハウスは他人とシェアするための家。ルームシェアは友達と部屋を借りてシェア 引用元:X-@6038_
ルームシェアは同じ部屋で過ごすので友達や知人とシェアする人が多いため、「他人と暮らすのはシェアハウス」という口コミも見つかりました。
部屋をシェアするスタイルな分、家賃はルームシェアの方が安くなる傾向にありますよ。
シェアハウスとゲストハウスの違い
シェアハウスと混同されやすいものの中にゲストハウスもあるのですが、ゲストハウスはドミトリーが基本となった宿泊施設。
そのためシェアハウスのように入居者ではなく、宿泊者といった扱いになります。
ゲストハウスはね、お安くオープンな交流スペースがあったりする宿でB&Bとかユースホステルに近いかな。引用元:X-@mango_tatsuya
口コミでは「ゲストハウスはホテルの一種」という意見も聞かれました。
ゲストハウスの特徴として、ホテルや旅館と違い水回りなどが共有のスペースになっていることが挙げられます。
人とのコミュニケーションを楽しみつつ旅をしたい人にぴったりですね。
シェアハウスとソーシャルアパートメントの違い
シェアハウスと同様に、最近新たな暮らし方として注目を集めているのがソーシャルアパートメント。
ソーシャルアパートメントは通常のマンションに、住人同士の共有スペースとしてラウンジやジムなどが追加されています。
シェアハウスとの違いは基本的には普通のマンションと変わらず、水回りなどの生活に必要不可欠な設備も共有ではないということ。
あくまでも共有スペースにあるのは「娯楽設備」になるので、もちろん利用しなくても問題ありません。
友達がソーシャルアパート的なところに住んでたけど、多分トラブルとかないです、というか誰もソーシャルしてなかったです。ただの共有部が豪華なマンションだった。引用元:X-@gozisaruo
実際に口コミでも「ソーシャルアパートメントだけど、特にコミュニケーションツールとして使っていなかった」という意見が聞かれました。
ソーシャルアパートメントやっぱいいよなぁ。シェアハウスに比べると金額が高い分利用年齢層も上がり、自分の年齢が上がっても気軽に住みやすそう。いつか住みたい。引用元:X-@ayumukizu
また、シェアハウスよりも設備が整っていて、より通常の賃貸に近い形なので、家賃はシェアハウスよりも高い傾向にあります。
シェアハウスの言い換え・別の言い方はある?
「シェアハウスを別の言い方に言い換えたい」という人もいるかと思いますが、シェアハウス、もしくはハウスシェア、シェアードハウスといった言い方になります。
先述の通り、ルームシェアだと意味が変わってきてしまいますし、シェア居住という言い方もあるのですが少しイメージしづらいですよね。
シェアハウスは言い換えない方が相手には伝わりやすいかもしれません。
シェアハウスの年齢制限|何歳からOK?
シェアハウスと聞くとなんとなく20代〜30代くらいの若い層が多いというイメージなのではないかと思います。
シェアハウスに年齢制限を設けるのはやめてもらいたい。現在、シェアハウスの居住者は25歳〜35歳の人が多いが、40歳以上の居住者も珍しくなくなった。子育て支援、国際交流、女性専用など、今はコンセプト型シェアハウスも沢山あるが、年齢制限を設けているシェアハウスが多い。 引用元:X-@mansion_Gmen
口コミでも、シェアハウスは年齢制限があるところが多いという意見が目立っていた印象です。
年齢制限の内容としては「18歳〜〇〇歳まで」といったように、上限が決められていることがほとんど。
ですので「シェアハウスって何歳から住めるの?」と気になっている人もいるかと思いますが、通常の賃貸と変わらず18歳から居住が可能です。
シェアハウスの年齢層は?
18歳から住めて、物件によっては高齢者でも受け入れられているシェアハウスですが、メインの年齢層は20代から30代です。
7年前の国土交通省の調査ではシェアハウスの入居者は25歳〜35歳が多かったですが、最近はもっと年齢層上がっているように思います。引用元:X-@DayOneTokyo22
その中でも25歳から35歳までが1番多いとした調査結果もあるようですが、口コミでは「最近シェアハウスの年齢層が上がっている」という意見が聞かれました。
仕事が忙しく家には寝に帰るだけといった40代、50代や、生活コストを下げたいと考えている人が年齢問わずシェアハウスを利用している様子。
これからさらにシェアハウスの年齢層は広がっていくのではないでしょうか。
シェアハウスの間取りはどんな感じ?
シェアハウスといっても間取りは物件によってさまざま。
なにが共用スペースになるのかも若干の違いがあります。
そのため「シェアハウスの間取りってどんな感じが一般的なの?」と気になっている人もいるのではないでしょうか。
よくあるシェアハウスの間取りとしては、入居する個室が複数あり、リビングやお風呂、トイレ、洗面所などが共有スペースとして用意されています。
キッチンは、個室にミニキッチンがあって大きなキッチンは共有スペースがあるというパターンと、個室には何もなく共有スペースのみ大きなキッチンがあるというパターンがあるようでした。
ドミトリー・個室どっちが多い?
日本でシェアハウスというと個室が多いのですが、相部屋のドミトリーもあります。
シェアハウスしてる人から聞いたけど、ドミトリーと個室じゃ快適さが段違いらしい 引用元:X-@my_pgtjawmd
口コミでは「ドミトリーと比べると個室の方が何倍も快適」といった意見が聞かれ、自分ひとりだけの空間があるかどうかはQOLに大きく影響するようです。
そのためドミトリーよりも個室の方が人気が高く、人の入れ替わりが少ないので、なかなかお目当ての物件に入居できないといったこともあるんだとか。
また、ドミトリーも悪いことばかりではありません。
ドミトリーの最大の魅力は家賃の安さにあります。
思い切って、シェアハウス縁の4人部屋ドミトリーの家賃を下げます!なんと24,000円!安すぎる!電気、ガス、水道、その他トイレットペーパー等の共用品を含む共益費は15,000円なので、合計家賃は39,000円!…これ安すぎじゃないですか?光熱費込みですよ? 引用元:X-@Fuyuchan024
個室のシェアハウスと比べると半額ほどの家賃に設定されていることが多いので、短期間だけの入居や、とにかく生活コストを抑えたいという人にとってはぴったりの暮らし方だと言えそうですね。
シェアハウスは短期OK?契約期間は?
シェアハウスは短期間の入居も歓迎されていて、物件によっては半月ごとに契約できるところもあります。
シェアハウス住めば家電関係は買わんでも済む上に短期でも受け入れてもらいやすいんだよなぁ…引用元:X-@chai_oishii
家具家電を自分で用意する必要がなく、入居の初期費用がほとんどかからないシェアハウスもあるため「とりあえずすぐに引っ越したい」といった人にもぴったりですよ。
1ヶ月だけのマンスリー入居はできる?
シェアハウスは1ヶ月だけのマンスリー入居が可能な物件もあります。
ただし物件によっては「3ヶ月は入居すること」などといった規約が定められていることがあるので、最初に確認してくださいね。
シェアハウスの問い合わせが昼にあって、その日の夕方に内覧→契約というスピーディーな方が来た。しかも1ヶ月だけの入居というスピーディーさ 引用元:X-@Shinonome_hm
また、シェアハウスへの入居手続きは通常の賃貸より簡単で、最短で翌日〜数日で入居できることも。
いつから入居できるのかも併せて確認しておくと引越しがスムーズですね。
シェアハウスの探し方&選び方とは
シェアハウスでの生活を快適なものにするには、物件選びがとても重要になります。
ですが、これからシェアハウスに住もうと考えている人の中には、シェアハウスの選び方がわからないという人も少なくないはず。
友人のシェアハウスの物件探し。シェアハウスって、選び方難しい。引用元:X-@chan_YOU_027123
そこで、自分に合ったシェアハウスの探し方として、次の5つのポイントをチェックしてくださいね。
①入居者の雰囲気を見る
シェアハウスでも通常の賃貸物件と同様に内見があるので、入居者の雰囲気をチェックしておきましょう。
具体的には「挨拶を返してくれるか」や「清潔感があるか」「男女比」などです。
あまり挨拶が返ってこない場合、コミュニケーション目的でシェアハウスを探している人には向いていない可能性がありますし、男女比が偏りすぎていても不便さを感じるシーンがあるかもしれません。
実際にここで暮らすとどんな感じかな?とイメージしながら見てくださいね。
②リビング・トイレなど共同スペースの清潔さ
シェアハウスでは共用スペースとなるリビングやトイレなどの水回りの清潔さも忘れてはいけない大切なポイントです。
今のシェアハウス何軒も見て回ってやっと見つけたとこやねんけどもうバスルームが綺麗すぎる…ここまでのレベルのバスルームはここしか見てない、いや水回りの清潔さはほんまに大事 引用元:X-@yuka_inToronto
口コミでは「お風呂やトイレなどの水回りの清潔さは思っている以上に大切」という声が聞かれたので、自分の衛生観念に合ったシェアハウスを探しましょう。
③居室の防音性・鍵があるか
シェアハウスに入居を考えているなら、居室の防音性や鍵の有無も確認しましょう。
この2点はプライバシーに関わってくるので妥協はしないほうがいいポイント。
一緒に住む人との相性と鍵付き個室があるか次第な気がするなと、前職の寮がシェアハウス型だった経験者は思っています~ 引用元:X-@yukar11111n624
内見の時点で防音性は分かりにくいかもしれませんが、もし可能であればすでに入居している人に聞いてみるのがおすすめです。
また、共用スペースのリビングの近くや玄関近くの部屋は、自然と人の通りが多く賑やかになる可能性があるので、部屋の場所もチェックポイントかもしれません。
④居室の個人スペースの広さ
シェアハウスでは居室が唯一の個人スペースとなるので、部屋の広さも重要なのではないでしょうか。
今日もシェアハウス3件。浅草、森下あたりに。このシェアハウスは部屋の広さが広いのと、キッチン広い、壁が厚いからあまり音漏れしなそう 引用元:X-@DV88873885
引っ越す前は広く見えていた部屋でも、荷物を運び入れると意外と狭く感じるもの。
少し余裕があるなと感じるくらいの広さを選んだ方が快適に過ごせそうです。
口コミでは広さを判断基準にしている人もいましたよ。
⑤周辺施設
シェアハウスの周辺施設も忘れずに確認しておきましょう。
最寄駅との距離や、近くにスーパーやドラッグストアはあるのか、病院などもチェックしておくと安心ですよね。
仕事や学校で帰宅時間が遅くなる人は、夜でも空いているお店があるのか見ておくと、入居してから「こんなはずじゃなかったのに」と後悔しないですみそうです。
まとめ
シェアハウスと混同されることが多い、ルームシェアやゲストハウス、ソーシャルアパートメントとの違いを調査しました。
また、これからシェアハウスを考えている人からよく聞かれる「間取りはどんな感じ?」「短期で入居することはできるの?」といった疑問も解決できましたね。
シェアハウス生活を成功させるためにも、この記事で紹介したシェアハウスの探し方&選び方を参考にしてくださいね。
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