伝動詩人 瀬川映太(せがわえいた)というヒト◆バースカフェを終えて
こんにちは。
神戸シェアハウス和楽居(わらい)のいのじです。
先日、シェアハウス和楽居の初代メンバー
瀬川映太(せがわえいた)くんを招いての
バースカフェを無事終えました。
映太くんは相変わらずものすごいエネルギーでした。
目次
バースカフェ●会場全体が涙に包まれました。
映太くん自身が語りながら涙ぐむ瞬間もあり、
参加者のみんなも9割くらいの方は、
涙を拭ったり、鼻をすすっている時があったように思います。
ハンカチやティッシュは必須ですね。
僕自身も、助産院での出産の映像を見た時は
昼の部も、夜の部も2回とも涙が溢れました。
僕らいのじ夫妻も、第1回の2017年のバースカフェを企画した時は、
第一子を数ヶ月後に迎える予定のタイミングで
2022年に開催したバースカフェの時は、半年後に第二子の誕生をを迎えるがイミングだったこともあり、
その時の事を想像して自分に重ね合わせているような感覚もあったのかな。
伝動詩人えいた × 神戸シェアハウス和楽居
映太くんが神戸シェアハウス和楽居オーガニックに暮らしていたのは、2年半くらいだったかな。
家族で入居してくれていました。
その間、いろんなことがあったのですが、特に印象的だったこと。
シェアハウス内出産◆夫婦二人だけで自然分娩
2009年?2010年だったかな。
映太くん、そして前パートナーのゆみちゃんが、
和楽居オーガニックの1階(現在井上家が家族で暮らしている部屋)で、
たった2人で第2子あまのちゃん出産をしました。
出産の1ヶ月前に部屋に入らせてもらったことがあったんですが、
- 助産師 ●●さんの電話番号
- 生まれたら産湯で洗って、へその緒を切って、胎盤をどうして、
などなど、お産の時に旦那がどう動くか、について
大きな紙に墨で書いて、部屋中の壁一面に貼ってありました。
夫婦二人で、お産に臨む姿が眩しく映りました。
今の時代、まるで病院で、お医者さんが産んでくれる?
かのような勘違いをしてしまいそうですが、
お産は病気でもなんでもなくて、
生活の一部、人の営みの一つなんだなー、と感じさせてもらう機会になりました。
出産について、これだけ本気で向き合ってくれるパートナーがそばにいるのって、
奥さんにとっても安心だろうな、と思います。
バースカフェの第一回目のミーティング
かの有名な自然分娩の助産院 吉村医院で6年間看護婦長を務められた岡野眞規代さん達と一緒に
和楽居オーガニックのリビングでバースカフェの第1回のミーティングを開いていました。
それが今や日本全国47都道府県、
そして世界15カ国以上にも広がる大きなムーブメントになった、ということ。
そして、また数年後に、和楽居に帰ってきて、
こうしてバースカフェを開いてくれて、
たくさんの人が集まるキッカケになり。
なんだか感無量ですね。
3.11 東日本大震災ボランティアで現地と神戸を行き来する
東日本大震災が起きて、
岩手県南三陸町に丸2年以上、現地のボランティア事務局リーダーとして現地入りしていたこと。
僕も、映太くんの活動していた南三陸町に2度足を運び、
1度目の2011年3月末頃には、現地のボランティアスタッフのためのテント設営。
2度目の2012年3月には、コンパクトカー(ヴィッツ)を現地に譲るべく運転して行って、そのまま車を置いてきて。
と、少し関わらせてもらいました。
ほかにも色々あるのですが、映太くんとの経験は、
僕にとって大きな体験だったので、本当に色々学ばせてもらいました。
瀬川映太ってどんなヒト?
僕の中の映太くんのイメージをざっくり箇条書きしてみます。
- 熱量がすごい!
- 行動量がすごい!誰よりも動き、不眠不休で活動している
- 被災地ボランティアではいつも最前線で活躍してる
- 目がキラキラしてる
- 子沢山
- 社会を良くする、誰かを元気にする、そんな活動を、日本中、世界中に広げるムーブメントを起こそうとしている
- 平和を本気て願っている
- 自然食・添加物にも詳しく実践している
- 環境活動にも関心が高い
- きらめ樹間伐を応援している
- 森のようちえんの運営にも携わっている
- 路上詩人
- “社会貢献” “人助け” をキーワードに活動を続けてる
- 抜けてる部分がある。(けど仕方ないか、って思う)
たくさん出てきますね。
現場を知る人。リアルな体験から語られる話。
映太くんの講演会、バースカフェ、書き下ろしイベントなど
映太くんは、毎回毎回、話す内容が異なります。
東日本大震災や、熊本大地震など、いつも命の現場の最前線で
命を尽くして人のために動いてきた映太くん。
全てがリアルな体験から来る彼の言葉には、本当に力があります。
社会活動家 瀬川映太の活動の中で、最も力をいれているものの一つが、
『バースカフェ』である、という
想いが伝わってきました。
高校時代、1週間のうちに大切な友人が2人、
交通事故 と 自殺によって、突然亡くなってしまう、という経験があり、
その頃から
「神様どうか僕を使って下さい」
と祈りを捧げ、
今まで止まる事なくずっとずっと走り続けています。
知れば知るほど”本物”だと感じる人。
2008年〜2011年まで、約3年共に暮らしていた頃。
お互い20代半ば(僕とえいたくんは同い年)で、当時神戸のNPO法人で働いていた映太くん。
シェアハウス内の事は、
- 自分で言った事もやらない
- 完全に忘れてる
そういう事が何度もあり、
本気で腹が立つ! 理解できない!
と怒ってたのですが、
当時、共に暮らしていた大村太一くん(現 大村農園:淡路島の自然農農家)が
「映太くんは、色々抜けてるところもあるけど、本当に悪い人じゃない。
映太くんの本当に願ってること、頑張ってることを知ってほしい!」
と何度も僕に伝え続けてくれたこともあり、
映太くんを知るべく、彼の関わっている活動に参加をしてみると、
映太くんへの見る目ががらっと変わりました。
そんな風に感じるようになりました。
理解できず、離れていく人もいる
僕自身が出会った当初から、彼のことをよく知るまでの間に感じていたこと。
- 立派なこと言うてるのに、こんな簡単な事もできないのか
- 外の事ばかり優先して、目の前の人を大切にできてないんちゃうんか?
とかよく思ってたんですが。
映太くんの活動、そして私生活を知っているからこそ、
それからは、映太くんの存在を丸ごと認めて、
彼の抜けている部分についても気にならなくなりました。
いつ寝てるん?
不眠不休で、社会のため、家族のために頑張ってる彼を
どうして責めることができるんか?
と。そんな風にも感じました。
人って、本当に熱中して、何かをやってると周りのものが見えなくなる、気にならなくなる。
誰しもそういうことは大なり小なりあると思うのですが、大人になるにつれ、
情熱を燃やして何かに取り組むという事が減り、
バランスよく生きていく人が多いんじゃないでしょうか。
映太くんは、情熱に蓋をせず、
脇目も振らず、彼自身が本気で願う世界、社会づくりのために
まさに “命を燃やして” 燃え尽きそうなぐらいのエネルギーを使いながら、
一心不乱に活動をし続けてるような人です。
他にこんな人、ほんまに見た事がないです。
映太くんのサポートをしたい、と思いやってきた来た人で、
彼のスピード感のある動き方、
常に湧いてくるアイデアについていけず、
- 疲れてしまったり
- 振り回された、と感じたり
- 自分のことを大切にされていないんじゃないか? と寂しくなったり
いろんな想いをして離れていく人も少なからずいます。
熱量・行動量がハンパない!そしてブレない。
あれだけの熱量、スピード感で動いていたら、
そりゃ周りの人全員に気を配ることは難しいだろう。
みんなが普通や、快速電車で移動しているのに、
映太くんは、新幹線か、飛行機か。
とにかく、早いし、行動量も多い。
ペースが違うので、フォローしようとする人が大変な想いをすることも多いかもしれない。
それでも、彼の描く世界に希望を感じずにはいられない。
人に迷惑かけてしまっても、それを帳消しにしてしまうほどの魅力や、
心の底から人の幸せを願う気持ち。
裏表がなく、いつもブレない。
瀬川映太の活動は、
一度は生で見に来てほしいなー。
瀬川映太、というヒトの人生に一度は触れてみてほしい!
バースカフェというムーブメント
映太くんが全国に拡げたバースカフェは、
ただのお産の事を語るイベント、ではなくって
『女性が輝ける場。命が輝く場を拡げる事で、本気で世の中がよくなるきっかけとしたい!』
そんなムーブメントなんだ、と今回改めて感じました。
昼の部は、赤ちゃん連れのお母さん方を中心に15名程度。
赤ちゃん連れのママがたくさん来てくれました!
垂水に住んではる同い年のママさんも来てくださり、
以前に和楽居でフラの教室を開催したり、共に淡路自然農塾もみじの里に通った仲間、
のぶちゃんともお友達だったり、
アズワンミーティング(心の探究会)をする時に、
いつも大阪から通ってくれている友達 いっちゃんの
速読教室(楽読)のインストラクターをしてはる方だったり、
共通の知り合いがいる方も数名参加してくれたのも嬉しかったなー。
自らの経験をたくさん語ってくださった参加者さん。
みきも、僕も感動しました。
「生きてるだけで素晴らしい!」
映太くんがよく言うんやけど、ほんまにそう感じます。
そして夜の部、特に今回のバースカフェで嬉しかったのは、
参加メンバーに和楽居のシェアメイトが増えたことです。
- きりくん・りょーちゃん夫妻
- しずかちゃん
- 愛ちゃん(元シェアメイトで今妊娠中)
- やすこちゃん
- みき
僕を除いても、6人のメンバー参加してくれました。
シェアメイトと、お産のこと、命のこと、を話せる時間が持てるのは、
本当に嬉しい。
シェアメイトのみんなとも心の絆がより深まる時間となりました。
西区・押部谷で映太くんが運営するシェアハウス
山の和楽居もいつの間にやら4棟になり、
僕らのやってる海の和楽居は6棟。
合わせて10棟です。
山と海、丸ごと神戸を楽しみ尽くせる、そんな仲間が増えて嬉しいです。
これからバースカフェや、シェアハウス間の交流ももっとできたら嬉しいな。
映太くん、そしてバースカフェ運営事務局のみんな、
参加してくれたみなさん。
本当にいい時間をありがとうございました。
こちらでバースカフェの最新スケジュールなどの情報が見られます。
https://www.birthcafe.com/
バースカフェは全国で展開しています。
皆様も、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
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