人を聴くためのカレッジ

【人を聴くためのカレッジ】に参加して●心を大切にしたやりとり

こんにちは。
神戸シェアハウス和楽居(わらい)のいのじです。

今日の記事は、
『人を聴くためのカレッジ』に参加してから、
大きく変わったことについて。

具体的な、妻とのエピソードを交えながら書いたので、
ぜひ読んでほしいな。
————————

2019年は夏以降、鈴鹿に通う機会が多かった。

  • アズワン鈴鹿ツアー
  • 持続可能な社会づくりカレッジ
  • サイエンズスクール(自分を知るためのコース、人生を知るためのコース、人を聴くためのコースなど)

ツアー、カレッジ、自分を知るためのコースには、複数回参加してる。
プログラムとしては、毎回同じようなテーマに沿って進んでいくけれど、
参加する度に新しい気付きがあり、自分の中で見えてくるものが違ってる。

ファミリテーターである片山弘子さんや、みっちーさん、ふみみんのスキルなどが上がっているのか、
参加者である僕自身の “心” が変わってきているのか。
それともその両方なのか。

今回の2泊3日で一番、深く感じたことは

相手の言動として表れているもの。(言葉・表情など)

その前に、まず相手には心(本心)があるんだ。

ということだった。

表面上は軽い質問。心の底では『責めていた』?

妻との何気ない会話から。

カレッジから帰宅後、
妻みきちゃんが

みきちゃん
たかちゃん(僕のこと)の服買ってん。
と話してくれた。

そして僕は、まず開口一番に

いのじ
どこで買ったの?
 
いのじ
いくらくらいしたの?
とか聞いた気がする。

そしたら、みきが色々と説明をしてくれた。

  • 2枚買ったこと。
  • セールで安かったこと。
  • 1枚は、中古で買ったこと。

色々と説明をしてくれた。
なんか言い訳をしてる感じの様子にも見えた。

自分の中で何が起きてた?

その様子を見て、
みきちゃんは今、どんなことを考えてるのかな?と気になった。

そしてその前に、僕は、
まず何を思って

「どこで買ったの?」 
「いくらくらいしたの?」

と、みきちゃんに質問をしたんだろう?

自分の中で一瞬、立ち上がってきた感情。

  • 新品の、ファストファッション(大量消費。使い捨てみたいな考え方の会社、という決めつけでみている企業)にお金を使うことはイヤだなー。
  • イヤ を通り越えて、無駄。許せない。なんてバカな買い物してるんだ、くらいになってる。

そんな考え・こだわりがあることに気が付いた。

そして、みきの買ってくれたものや、みき自身の買い物について
何か不愉快な感情が出てきて、みきに何かを伝えてた。

そんな過去の自分のことを思い出した。

2泊3日、俺の合宿参加中、いつもより子育て含め大変だったろうに。
その合間にどんな事を思って俺のために服を買ってくれたんやろう?
何を思って俺に説明をしているんやろか?

このやり取りを振り返り、
自分の中で沸き起こった感情を丁寧に観察する。

本当にしたかったコミュニケーションってどんなだろう?

自分の中で起きる感情。
“自分の気持ち” は “気持ち” としてあるんやけど、
“相手の中にも気持ち”がある。

みきが、俺のために服を買おう、と思ってくれたこと。
一体、みきの中で何が動いて、そんな風にしてくれたんやろう?
2泊3日のカレッジの間、みき自身が体調を崩して、不安だった、ともメールで送ってくれていた。
そんな状況でも、僕のことを考えて、何かしようとしてくれたんやな。

それやのに、
みきが俺のためにしてくれることに対して、なんか気に食わない感じがあって、みきに何か伝えている自分がいた。

みきの中では、どんな “心の動き” があったんやろう?

そこを知りたい

そんな思いが沸いてきた。

自分の素直な心をそのままに出す。涙する。

そして、その時に自分の中で起きた感情や、
今思っていること。
そのままみきに伝えてみた。

すると、相手の心に関心のなかった自分が浮き彫りになってきて。
自然と涙が溢れ出てくる。

みきも、僕の涙ながらに話す様子を見て、
めっちゃ泣いていた。

心のやり取り? ただの連想ゲーム?(自分の頭の中にしか関心がない状態)

俺は、今までいつもこんな風にみきとの会話をやってきたんか、、、

みきが、俺のために服を買ってくれた、とことに対して、
「値段は?」とか「どこで買ったのか?」とか。
自分の頭に浮かぶ気になること。

どんな服なのか、とか見る前に、
そっちばかり質問している。

そして、みきは俺に対して、
なんだか言い訳っぽいこと(守りの姿勢?)を話している。

今までにも、俺はずっとこんな会話をしてきたのか。

なんだか、寂しいような。虚しいような。

大切なパートナーを目の前に、
相手と会話をしているつもりだったのに、、、

実際にはどうだったか?
俺の頭の中では、

いつも自分が捉えたこと、そこから思いついたことを伝えているだけ。

独りよがりな連想ゲームみたいな会話。

実際の目の前の相手の心、気持ち、本当に伝えたい想い。
そこには全く、と言っていいほど関心がなかったのかもしれない。

ほんの少し、興味が沸いて、何か聞こうとする事はあっても、
いつの前にか、自分自身の意見を必死に主張しているだけ

相手の心に耳を傾け、
相手の心そのものを聴こうとしていたことはあったんだろうか。

表面上は穏やかに見えても、実際は?

言葉としては

  • 「それはどんな風に思ってしてくれたん?」
  • 「なんのためにしてるの?」

とか優しい言葉を使っていたとしても、、、
心の中では

  • なんとなく相手を責めるような感じ
  • 俺の意見に同意してほしい
  • 自分の中での正しさを証明しようとするような感じ
    そうしないではおれないような

表面上は穏やかであっても、
自分の心の中は穏やかではない感じ。

気になる、ひっかかる。

そういうことがある度に、
“自分の本当の気持ち”     “相手の本当の気持ち” に意識が向いていない自分がいる。

本当に願い、本当の気持ちってなんだろう?

心が知りたいんだ。

自分には心がある  相手にも心がある

今まで、何度も、

なるほど!!!
心を大切にしたいな。
本当の想い。願い。本心の部分を知っていきたいな。

そんな風に思ったけど、
自分がいかに聞けていないか。
自分自身の本心さえも、よく分かってないんじゃないか?

それが3度目のカレッジへの参加を通して、
今までよりも、更にはっきり、くっきりと見えた感じがする。

心にフォーカスしたやり取りから、表れてくるものは?

俺とみきちゃんとの会話は、
以前よりもイヤな思いになることが激減した。

何か引っかかることがあっても、
それに引っ張られて、イライラが続くことがなくなった。

みきちゃんがイライラしていて、
僕に対する言葉が攻撃的な時、なんだか責められてる感じがする時でも、

  • 「自分の中では、どんな風に感じていたのか。」
  • 「僕自身が、このやり取り、会話を通してやりたかったこと。伝えたかったことはどんな風だったか。」

“自分の心” にフォーカスして、
みきちゃんにそれを伝える事が増えると、

みきちゃん自身も、次第に僕を責めるような口調から、

  • 何を思って不満に感じたのか。

みきちゃん自身の内面での動き、について話してくれることが増えた。

「自分は、こんな風に感じたよ。」

という話になると、

良い 悪い 正しい 間違ってる

そんな、互いの価値観の証明や主張をする必要がなくなってくる。

ただお互いの感覚、気持ちの話になってくるので、
争いに発展することが起きようもない。

ただただ、お互いの胸の中を素直に出し合い、聴いてもらい、
もっともっと知っていくことだけ。

優しい世界が広がっていく。

もっと、みきのことを聴ける人になりたい。
そのためには、本当に、みきのことを聴きたい、知りたい、という自分の心が育っていくことかな。

もっと素直な人になりたいなー。

来年の1月、また持続可能な社会づくりカレッジ主催の、
人を聴くためのカレッジ が鈴鹿で開催される予定なので、
それにみきが参加するかもしれない。

二人で、心の成長、そして深く深く満たし合っていけるような関係をつくっていきたい。
半年前から、僕にとってのテーマとなっている

『人が満たされる、とは』

このテーマにも、人に聴いてもらう、という要素は大きいように思う。

そして、愛する子供が安心して、心身ともに健全に育っていける環境作りにも直結していると思う。
自分自身を満たせない、パートナーのことも満たせない。そんな人が、子供を満たすなんて、できっこない感じするな。

夫婦間、家族の中だけじゃなくって、
シェアメイトや地域の仲間たち、との間でも、
“心を聴き合う文化” を育てていきたい。

持続可能な社会づくりカレッジは、すっごくおすすめです。
僕は3回参加しているのですが、1回目に参加した時も目からウロコでした。
その時の体験談、自分の変化も記事にしていますので、よかったら読んでみてください♪

持続可能な社会づくりカレッジ をオススメする理由

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  1. ゆりえ

    アズワンに興味があってこちらにたどり着きました。
    自分も、脱プラなどを意識していて、パートナーが百均で買ってきたプラ製品に対して、私の考え知ってるのになんで買ってくるの?と不満顔で言ってしまい、それで言い合いになったことがありました。
    なのでこの記事を読んでとても共感しました。
    ありがとうございます!

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