
FRAUKEの舞踏パフォーマンス @ 神戸公演は幸せな時間でした。
先日はみなさま、本当に皆様ありがとうございました。
スウェーデン人舞踏家FRAUKEの舞踏パフォーマンス
海 / 3つの身体
素晴らしい時間となりました。
総勢100名もの人が、彼女のパフォーマンスを見るために
KIITOホールに集まる。
そして、そこにはシェアハウス和楽居メンバーが20人以上も集まり、
PA(音響担当)をしているのは、ヴィーガン玄ちゃん。
過去2年間シェアハウスで暮らしていて、来年の春からまた和楽居に帰ってきてくれる
ながーいお付き合いのあるシェアメイト。
準備段階から、和楽居メンバーのしょーちゃん、きりくん、りょーちゃんも来てくれて、
朝から七五三で 着付け 〜 神社訪問 と忙しかったのに、
それから差し入れのおはぎまで持ってきてくれた
かよママ+かれんお姉ちゃん。
スウェーデン料理のベジプレート、ベジスイーツを振る舞ってくれたのは、
Atelier Chez Marieのはなさん × 結水荘 智美さん。
いつも駆けつけてくれる写真家まっちゃんも!
- 和楽居1のイケメン助っ人きり
- 助っ人きりくんはネジを回すスピードNo.1
- 受付してくれるシェアメイト達
- 北欧料理をサーブする垂水の母たち
- サーブする垂水のみんな
- 垂水の母 × スウェーデンのおばあちゃん
- いのじも手伝います
- 音響担当はシェアメイト 玄ちゃん
- 凛とした司会の智美さん(結水荘)
- 凛とした司会の智美さん2(結水荘)
- Mormor
- 照明取付中
僕と舞踏家キャロリン親子 & 垂水のみんなのこと
僕にとっては忘れられない日となった
今年の6月22日。
僕の母が亡くなり、
お通夜・告別式の際の準備 〜 ご飯の振る舞いまで、
何から何まで手伝ってくれた和楽居 & 垂水のみんな。
あの日に助けてもらった人達みんなが集ってくれた。
少し遡り、
5月7日の夜。
エリザベスばあば(FRAUKEの舞踏ダンサー キャロリンのママ)が開いてくれた
スウェーデン料理の会。
僕の母が、数年振りに実家 = 現和楽居オーガニックでたくさんの人と食事を囲み、
母がピアノを弾き、それに合わせて僕がギターを弾き、みんなで歌ったあの忘れられない時間。
僕の人生で、きっと死ぬまで忘れられない大切な記憶。
なぜかここ1週間、母との記憶がどんどん蘇ってきて、
涙を流す日が多かった。
寂しいだけじゃない、温かい記憶と共に。
スウェーデン人親子のキャロリン & エリザベスとは、
この1年でお互いに大切な人を亡くした、という事もあり、
僕自身が母との別れを意識してきた時期で、寂しく辛いときにも
たくさん話を聞いてもらった。
2人を癒したい、喜んでほしい、
そう思いながらエリザベスばあばを車で有馬や西区の太山寺やら大好きなスポットを案内してたんやけど、
一方で僕もずいぶんと癒してもらってきたんだなー、と思う。
当時まだ1歳にも満たなかった小夏のことを自分の孫のようにかわいがってもらい、
うちの子にスウェーデンのおばあちゃんができた、と喜んでいた。
僕の母の命が終わる時、
母が死ぬ間際まで愛情を注いでくれてきた新しい命 孫の小夏もそばにいた。
お葬式に子どもがいてるのって、なんだか希望だなー、
命は巡り巡っていくんだなー、と感じた。
このKIITOでのパフォーマンスの日に集い、力を貸してくれた仲間達と、
僕の母との最後の時間を共有し、たくさん助けてくれた仲間達。
同じ顔ぶれでまたこうしてこんな大きな舞台イベントを一緒に創り上げられた事がものすごく嬉しい。
FRAUKEのパフォーマンスから伝わった何か
今回のFRAUKEのダンスのテーマは海。
『海 UMI / 3つの身体 Three body』
美しい音楽と共に、緑の草木に彩られた白塗りの彼女が幻想的に舞い踊る。
雫 〜 海 〜 大きな二つの海が混ざり合い 〜 新しいものが生まれる
そんな構成だよ、とキャロリンから聞いていたこともあり、
彼女の動きからは生命(いのち)のうねりみたいなものを感じた。
- FRAUKE
- FRAUKE3

FRAUKE1
彼女が踊る姿をたくさんの人が見ている。
僕にとって大切な人達が、たくさんたくさん来てくれて、手を貸してくれたこと。
なんか想いが溢れて、前半でいきなり涙ぐんでしまった。
パフォーマンスの半ばから、小夏がハイテンションで叫び始めたので、
みきと一緒にホールから出て、順番に見るようにしたのだけど、正直なところほとんど見れなかった。
パフォーマンスが終わり、草人間のようになってるキャロリンが一礼をしてホールから出た。
その直後、かよママが
「なんかめっちゃ感動したー!うわーん。」
とボロボロ涙を流していた。
人によって感想、感動は様々かと思うけれど、この時間を共有した約100名のオーディエンスの心に、
確実に何か伝わっているんだろうと思う。
人と人との繋がりの中で「どう生きるか」

シェアメイト&講演後のキャロリン
ここまでしたい、って思ったのは
シェアハウスのメンバーだから、ではない。
彼女との関係性があって、僕の心の中で
「たくさんの人にキャロリンの舞台を見てほしい。」
という気持ちが湧いてきたからだ。
自分の内面を観て、
・「やらねばならない」という不自由な心の状態ではないか?
・本当に自分はそれをやりたいと思っているのか?
・なぜ今自分はこれをやっているのか?
などつぶさに観察するようになってからは、
人から頼まれた事で、今までならなんとなく引き受けていたような事でも、
段々と気が乗らない事は断るようになってきている自分がいる。
子どもが出来てから、より一層家族の時間を大切にしたい、とか
子育てにもっともっと参加したい。
妻を少しでもラクにさせてあげたい。
そういう想いを最も大切にしよう、と内面が変化したことで、
仕事や人間関係、地域のみんなとの関わりの中でも、
より一層自分の感じている想いをその都度その都度、大切にするようになってきた。
今回の、FRAUKE 舞踏パフォーマンスという大きな舞台を
垂水のみんなと共に創り上げるという経験を通じて、
より一層
やりたいことを、お互いに与え合う、応援し合う、そういう循環の中で生きていきたい。
と感じた。
関わる人それぞれが、本心からやりたい事が叶っていく、
その喜びを分かち合える仲間達がどんどん集まってきている、
そんな温かい気持ちになる時間を過ごす事ができて、
ダンサーキャロリン、
元町のヴィンテージショップ&花屋さん alleyの小谷さん姉妹、
カメラマンの島津さん、
はなさん、ともみさん、ちいちゃん。
音響の玄ちゃん。
舞台作り〜片付けまで無償で手伝いにきてくれた垂水のみんなに
本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

スタッフ集合写真
みんなありがとう!
舞台終了後の打ち上げの様子をちょろっと
- いただきます。
- がぶり
- はなさんプリンセスケーキで笑顔のはなさん
舞踏家FRAUKEの活動を紹介するよ
いつかまた舞踏家FRAUKEのパフォーマンス 日本公演が神戸か大阪辺りであると思うので、
その時はぜひ足をお運びくださいね。
彼女は、日本だけじゃなくて、ヨーロッパ各地でも舞台公演をしてソロダンサーとして活躍し、
また北欧最大のオペラハウス「マルメ歌劇場」での振り付け師も担当しているアーティストです。
近くで観れるのってラッキーやと思うんよね〜。
彼女の情報をいくつかシェアしておきます。
11/14 読売新聞に掲載されました!
日本では能を学んでいる彼女。

caroline読売新聞kiito
12/2(日) 14:00-17:00 元町駅から徒歩5分のバレエスタジオ BALLET STUDIO SORA でWSを予定しています。
「Fraukeによる少人数制でのスカンジナビア舞踏のワークショップ」
https://www.facebook.com/events/2352728364755678/
舞踏家FRAUKEのHPを貼付けておきます。(英語だけど)
http://www.frauke.se/
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