わらい市

コロナウイルスの影響による家賃減免を実施【支え合いの経済を足元から】神戸・垂水

こんにちは。
神戸シェアハウス和楽居(わらい)のいのじです。

世間では、新型コロナウイルスに関するニュースが連日報道されています。
コロナウイルスの感染拡大防止のために、

  • イベントへの参加自粛
  • 長距離移動を伴う外出自粛

などなど、何かと行動規制があり、
なんだか気持ちまで暗くなってしまいます。

どんよりした空気が漂う中、
シェアハウス和楽居でも、様々なイベントをキャンセル・延期することになり、
複雑な思いでした。

そして、シェアメイトと話をしていると、コロナウイルスの影響で、

  • 派遣の仕事が激減した
  • ワークショップ、お話会の予定が全てキャンセルになった
  • ライブ出演が全てキャンセルになった(ミュージシャンの方)

など、仕事がキャンセルになり、実際に収入が激減した、という方がいることを知りました。

神戸でも、老舗のベイクルーズ、ルミナス神戸が倒産をする、など
多くの企業、そして自営業者、様々な人の経済状況の悪化を引き起こしているコロナウイルスの影響。
(ルミナス神戸は、学生時代に配膳人のアルバイトで何度か乗船したことがあったので、寂しい気持ちになりました。)

そこで、なんとかシェアメイトのみんなの力になりたい。
自分にできることはなんだろう?
そして

『コロナウイルスの影響による所得減少分を保障します』
という方針をシェアメイトのみんなに伝えることにしました。

【新型コロナウイルスによる所得減少分を保障します】

●和楽居にお住まいの皆様へ

ここ最近、色んな人と話していると、
「イベントが全部キャンセルになって、仕事にならない!」
「お客さんとのアポイントがことごとくキャンセルに。」
など、多くの方が経済的に損失があり、困っている、という話を耳にします。

僕自身も、週末 3/8に控えた大イベント 餅つきを大々的には延期にすることになり、
3/21の映画会、3/28の性のおはなし会、共に延期、と
多くの方と繋がり、また和楽居を知っていただくきっかけにもなるイベントが開催できず、
春の引っ越しシーズンにとても痛い思いをしております。

和楽居にお住まいの方にも、

  • 自営業
  • フリーランス
  • 不定期でワークショップなど主催してはる方
  • お勤めでも、歩合制や、出社できない方

色んな方がいてはるので、
新型コロナウイルスの影響で、直接的に自分のフトコロ事情に響いている方もいるのではないかと気になってきました。

そこで、わずかながら僕にできること、としまして以下のことを皆様にお伝えしたいと思います。

  • コロナウイルスによる影響で所得が減少して困ってる、という方に和楽居の家賃から補助させていただきます。
  1. シェアハウスにお住まいの方は、15000円を上限として、所得の減少額を割引します。
  2. 一棟貸しの場合は、8000円を上限として、所得の減少額を割引します。
  3. コロナウイルスによるイベントや仕事の自粛ムードが晴れるまで。
  4. 国や、会社から何らかの保障が出る場合は、そちらをまず使ってください。

自分の場合はどうなるの?

という場合は、僕に直接ご相談ください。
一緒に考えましょう!

−−−−−−−−−−−−−−
最近、強く感じのですが、
『自分のことは、自分で解決しなくてはいけない』
という考えによって、
自分含め多くの人が苦しい思いをしている、ということです。

状況に応じて、短期間住まいを変える、という事は簡単ではありませんが、
皆様には

  • 困ったことがあれば、何でも相談できる
  • 自分一人で抱えなくてもいい

という安心感や信頼感を和楽居に住んでくださっている期間だけでも感じてもらえたら、
というのが僕とみきの願いです。
——————-

if your salary goes down because of Coronavirus,
I discount house rent until bad atmosphere finish.

Please talk to me and Miki.
Don’t take it all on yourself alone .
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シェアメイトからの返信【私もカンパします】

すると、あるシェアメイトの方から、こんな返信を頂きました。

『家賃補助の決断、すごいですね。私は月給制で今回の件では困ってないので、もし、困ってる方が多いなら井上さんの趣旨に賛同してカンパします。』

僕(大家いのじ自身)も一人で頑張らなくてもいいのかな

大家さん、として頑張らなあかん!
と、少し堅くなる感じがあったんですが、
シェアメイトからのこのような返信を頂き、

『一人で頑張らなくってもいいんだな』

と感じました。

大家さん と 入居者さん

という関係性を超える、

 と 

という本来の繋がりみたいなものかな。
なんだか安心しました。

他にも、シェアメイト2名が、
facebookでこのような記事を書いてくださり、
本当にありがたい限りです。

シェアメイトKくんからのエール

勝手企画 その④

和楽居の良いところ おかわり

流行中の新型コロナウイルス。
シェアメイトにも自営業やフリーランスで働く方もおり、その経済的影響は計り知れない。
そんな中、大家いのじからシェアハウス全体のLINEグループへ投稿があった。

「新型コロナウイルスによる所得減少分を補償します」

なんといくらか家賃を減額してくれるというのだ。
もちろん上限はあり、大家との相談で金額は決まるようだが、それにしても太っ腹。
大家だってシェアハウス自営業者。自分の身を削ることに変わりはない。

発案の心は、
◆困ったことがあれば、何でも相談できる
◆自分一人で抱えなくてもいい
という安心感や信頼感を和楽居に住んでくださっている期間だけでも感じてもらえたら、
というのが大家夫妻の願いです。

とのこと。
この投稿にどれだけ多くのシェアメイトの心が軽くなり、気持ちが癒されたことだろう。
続く?

引用元 シェアハウス和楽居 facebookページ
https://www.facebook.com/Kobe.ShareHouseWARAI/posts/3066692776697951

シェアメイトCちゃんからのエール

【奪い合えば足らぬ 分け合えば余る】
1年半前に神戸に移住したときから住んでる今のシェアハウス
オーナーご夫妻はわたしと同じ30代なのですが、先進的で人間的なコミュニティづくりをされています

今回、新型コロナウィルスによる経済的損失を受けて、所得が減少してしまったシェアメイトたちの家賃を保障するという、ハートフルな策をうちだしてくれました
大家である自分たちにできることをわずかでもしたい、と考えてくださってのこと
春の引っ越しシーズンという時にこの打撃を受けて、辛い状況は同じであるにも関わらずです

「困ったことがあれば、何でも相談できる。自分一人で抱えなくてもいい。そういう安心感や信頼感を、ここに住んでくださっている期間だけでも感じてもらえたら、というのが僕たち夫婦の願いです。」と

すると、このアナウンスを受けた一人の女性シェアメイトが、こんなことを申し出ました
「家賃補助の決断、すごいですね!私は月給制で今回の件では困ってないので、もし困ってる方が多いなら、趣旨に賛同してカンパします。」と

心底感動して、言葉が追いつきませんでした
それはまさにgive&giveの世界˚✧₊⁎

「今だけわたしただけ」のきもちが渦巻く、買い占めが起きる奪い合いの世界もあれば、
「どうぞどうぞ」のきもちが循環する、譲り合い助け合い支え合いの世界もある
コロナウィルスはその人の内側を見せてくれる鏡のようだなと感じます

今回この騒動を経験して、わたしは心から信頼して尊敬できる素晴らしい人たちと共にいま生きれていることを、改めて知ることとなりました
普段の暮らしでは当たり前になっていた、人の温かさや優しさや思いやり
これがどれだけ尊いもので貴重なことなのかを、いま毎日かみしめています
もう感謝しかないです
give&giveの世界はもう始まっている

引用元 シェアメイトCちゃんの投稿より(一部中略)

最近、本当に多くの方々に応援してもらっていることを感じます。
みんなほんとうに、ありがとう。

一人で抱え込む必要のない社会 コミュニティ

仲間探し

仲間探し

家賃減額の連絡をして数週間が経ち、
自分の中で大きな意識の変化が起きていることに気がつきました。

【以前の自分】

シェアハウスの大家さんの僕の役割は、

頂いている家賃以上に、”価値ある住まい” と “設備” を常に維持し続けること

それを当然のこととして、
できなかったら、家賃をもらう資格がない、という固定された考えがあったように思います。

なので、一昨年前(2018年)の夏の大型台風で、
和楽居の物件に色々不具合が起きた時には、

賃貸業辞めたい

と思いました。

  • 早く家を直さないと!
  • お金もめっちゃかかるし、大変!
  • もう自然災害怖い!!

という不安が、心の中で渦巻いてました。

家をなんとかせなあかん!
→ 早くしないと、入居者さんに不快な思いをさせてしまい、退去されてしまう。
→ 家の修繕代も払えず悪循環に陥る。

一人で抱え込んでいる状態だったかな。
全て自分の頭の中のことなのに、
まるで現実にそれが起きているかのような、強い思い込みみたいな。

みんなで知恵を出し合い、乗り越えたい

僕の中で1つの疑問が生まれてきました。
『設定した家賃は絶対に揺るがないものでしょうか。』

  • 入居者さんは、何がなんでも毎月、全額払わないといけないの?
  • 大家さんは、何がなんでも毎月、全額受け取らないといけないの?

入居者さんからすると、
経済状態が厳しく、払うのが滞る時だって、
長い人生の中で、起きうるでしょう。
そうしたら、即退去、即引越ししないといけないのか?
引越し自体にもお金がかかりますよね。

大家さんとしても、
よく知っている入居者さんに長く住んでもらった方が絶対にありがたいです。
家賃の支払いが多少遅れたとしても、支払いができない理由に関して、

  • 理解ができる状況であったり、
  • 心が寄せられる信頼関係があれば、

話し合い、共に不況を乗り越えらえるよう、知恵を絞ることだってできるんじゃないかなー。

考え方が柔軟になり、
お金も、労働力も、モノも、自分にできること(どんなことでも)、
心ある仲間たちと融通をし合える関係ができていくと、

自分一人でどうにかしなくちゃ!

という孤立した心の状態から解放されて、
抱え込むことなく、仲間に相談ができます。

自然災害で家が被害を受けることだって、これから先に起こりえます。
その時に、すぐに修理をするお金や人手を準備できない場合だってありえます。

大家さんである僕が、
一人で解決しなくちゃいけない!

という思い込み、囚われている考えを外すと、
困っている状況をシェアメイトにオープンに相談することだってできますよね。

これから先の人生は、
どんなことも一人で抱え込むことなく、
心ある仲間たちと、なんでも相談しながら進んでいきたいもんです。

一歩ずつ、着実に、
和楽居の仲間たちとの心の距離が近付いている。
そんな時の流れを味わっております。

コロナウイルスの影響で、
自分の心の内面を色々と見つめ直すきっかけをもらいました。

自分一人でどうにかしなくちゃ!

ある種の現代病みたいなもんですね。
少しずつ解放されていきたいなー。ほんとに。

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