シェアハウス「ルールは?」◆掃除◆音について◆風呂の時間

こんにちは。
神戸シェアハウス和楽居(わらい)のいのじです。

シェアハウスを運営していると、
いろんな方から

パッツン女子
シェアハウスってルールはどうしてるの??
と質問を受けることがあります。

赤の他人同士が、一つ屋根の下に暮らすシェアハウスでの生活。
ルールがどんな風になっているのか、気になる方も多いですよね。

シェアハウス和楽居でも、
どのように快適に暮らせるか、常に試行錯誤しています。

家の中のルール・決まりごとについても、紆余曲折ありました。

和楽居の現状について、
今日はお伝えしたいと思います。

  • シェアハウスを検討中の方
  • コミュニティ作りを実践中の方
  • 職場、家族、パートナーとの円滑なコミュニケーションで課題をお持ちの方

きっと色んな方にとって、参考にしていただけるのではないか、と思います。

「ルールはあったり、なかったり。メンバーによります」

「シェアハウス内のルールはどうしてるの?」
と聞かれ、僕がよくお伝えしていることです。

??? どうなってんの? 

とよく分からないですよね。

もう少し詳しくお話しすると

いのじ
一人一人が『本当はどうしたいか』を出し合える環境作りを大切にしています。本音で伝え合う事で、『今のところこうなっている』という約束事ができたり、または今まで決めていたルールみたいなものをやめてみたり。いつも相談しながらやっています。
いのじ
ルールを決めることで、誰もが快適に暮らせる居場所作りをすることは無理だな、って感じてるんです。
いのじ
人によって生活習慣や考え方も違います。また仕事の勤務体系や、仕事の状況が変わる事で、それまでのやり方・ルールに合わせるのがしんどくなる場合もありますからね。

ルールを作ると、快適に暮らせるの?

掃除当番、ゴミ出しのルール、共用部での過ごし方etc…

  1. 快適に暮らすために、ルールを作る。
  2. それに合わせてシェアメイトが行動をする。

最初は、うまくいっているように感じます。

でも、
誰もが、心地よく、快適に暮らしているか?
を考えるとどうでしょうか。

僕が、シェアハウス和楽居の仲間たちとやっていきたいことは、

  • 一人一人の”心”  “気持ち” を大切にし合える仲間作り
  • 誰一人、我慢することなく、自由に、のびのびと、安心して暮らせる居場所作り

です。

ルールに合わせて生活をすること。

それを最も重視して暮らす、というのは

  • みんなが快適にクラスには、それなりのルールが必要だよね。
  • みんなのためには、一人一人が我慢することだって必要だよね。

“みんな” って誰のこと?
“一人一人” って誰のこと?

自分自身が我慢して生活していると、
シェアメイトに対しても、我慢を強いることになります。

不機嫌女子
私だって我慢してやってるんだから、あなただってルールに合わせてよ!
これって、僕の願ってることじゃない。

自分自身が、自分の “心”  “気持ち” を大切にしていないのに、
人のことを大切にする、なんてできませんよね。

『ルールがどうなっているのかが気になる』ってどういう状態?

ルールがどうなってるのか知りたい、気になる、ってどういう感じなんでしょうか。

その気持ちの裏側には

  • 自分がそのルール通り生活する事ができるのかな?
  • ルールを破って人に迷惑をかけたら嫌だな。責められたくないな。
  • ルールがきっちりしていないと、家の中がどんどん汚くなったり、居心地が悪くならないか心配だな。

などなど、色んな気持ちがあるんじゃないでしょうか。

ルールを気にしているのって、どこか

“不安” や ”心配事”

をベースに考えているような気がします。

人に迷惑をかけたくない
自分が迷惑をかけられたくない

色々思うところはあります。

  • ルールがある方がいい とか ない方がいい。
  • ある程度あった方がいい とか あまりない方がいい

どっちがいい、とも一概に言えません。

不安や心配事なく、
安心して暮らせるメンバーと、
シェア生活を送ることができたら、

一人暮らしをするより、
どんなにラクで、楽しいことでしょう。

僕からお願いしている事

シェアハウス和楽居に入居していただく方に、お願いをしていること。
契約書に記載してある事、というと

  • 円滑なコミュニケーション、信頼関係が快適な生活のベースです。話し合いの場:シェアリング には積極的に参加してください。(オーガニック 月1回  //  他の棟 不定期)
  • シェアメイトやご近所さんを不安にさせるような行為があり、僕と話し合いの場を持っても歩み寄ることが難しい場合は、僕の判断で退去をお願いする事があります。
  • シェアハウス内があまりにも汚い場合は、一度メールします。そして次回も状況が変わらない場合は、スタッフが清掃に入り、15000円を住人のみんなで割った金額をご負担頂きます。
  • 自治会費の回収がある棟では、毎月全員100〜200円ずつ積み立てをお願い致します。
  • 全棟、完全に禁煙

実際、この5つくらいしかありません。
その中でも、最も重要視しているのが話し合いの場:シェアリングの時間です。

話し合って、やってみて、また話し合って。『和楽居のシェアリングとは』

僕と各棟のシェアメイトで集まって円になって

  • 日々のシェアハウス暮らしで感じていることや、プライベートな事、仕事のことなど、なんでもその時に感じてる事を伝える。
  • 「そんな風に思ってたんだな。」という素直な気持ちでただただ聞く事を意識しましょう。
  • 何かを決める話し合い、議論の場ではなく、気持ちを聞き合う時間を目指しています。

シェアリングの場で、お互い感じている事を伝え合います。
それぞれの中で
「こんな風にやってみようかな。」
「やってみてどう感じるか。また話し合おうね。」
という感じです。

気持ちを聴き合い、やってみて、また聴き合い、話し合い、やってみる。
その連続。

ルールや仕組みづくり を目的としている訳ではありません。

自分の素直な気持ちをそのまま出してみる、相談してみる、伝えてみる

言い換えれば 聞く側相手の気持ちをただそのままに受け取ること

否定した・された 言った・言われた ではなく、
ただ自分の感じている事・相手の感じている事を聞き合える・話し合えること

その積み重ねの中で、
それぞれの”心” “気持ち” が動き、

  • こんな風にやってみたいな。
  • あの人がどうしたら快適に暮らせるかな?
  • 自分がもっと自由に、のびのび暮らすにはどうしたいかな?

という自発的な欲求が沸いてきます。

とは言っても、自分の気持ちや本音を伝える事が、難しいと感じる方もいらっしゃいます。

なんでも出し合える関係性・間柄を作っていくには、どんなことが必要でしょうか。

親しさ・信頼関係がベース

僕はこのように考えています。

『人はそれぞれ意見や考え方が違うものだ』

という前提をみんなが持っていること。

その上で

『相手がなぜそんな事を言っているのかを知りたい、聞きたい』

相手の言動(表面的な部分)でなく、相手の気持ち・本心に関心が湧いてくれば、

意見の違いがあっても、対立することになりません。
そうして一歩ずつでも理解が深まっていくのかな。

夢のような理想論を語るつもりはなく、本気でそう思っています。

現実に、僕と妻とのパートナーシップ、またごく近しいシェアメイト間では、
少しずつ意識が変化してきています。

これは1人の努力だけでどうにかなるものではありません。

お互いにそういう間柄になっていきたい、と願う意志があればこそだと思います。

責める・責められる ということが起きない安心感

  • 『こんなこと言ったらわがままかな?』
  • 『自分がしたいようにしたら怒られそう、、、』

新しい環境に身を置くと、まず一番に気にすることは、

ここで、やったらあかんことはなんだろう?

という意識。
(僕だけなんかな?)

  • いい人だと思われたい
  • 変なやつと思われたくない
  • 責められたくない

みたいな意識、考えが根強くあるかな。

シェアハウス という、家族のような関係をやっていこうとする仲間同士で、

こんな意識を持ったまま快適に暮らすのって、限界がありますよね。

シェアハウスあるある よくあるお悩み

例1 掃除のこと

建前「いいよ、掃除好きやし、全然大丈夫〜♪」
本音
最初の1〜2か月はよかったけど、本当はもうちょっとみんなにも掃除してもらえると嬉しいな。
不安の声
でも掃除好きやし、大丈夫って言ってしまったもんな。●●さんも、よくご飯作ってくれたりしてるし。

行動:掃除は自分のやること、として頑張ろうかな。

例2 音のこと

本音
扉を閉める音、階段を歩く音、もう少し静かにしてもらえたら嬉しいな。夜に起こされるのはちょっと辛いな。
不安の声
それを言ったら、自分も気付かない所でシェアメイトに迷惑かけてる事もあるはず。

不安の声
伝える事で相手が気を悪くしたらどうしよう?住みづらくなったらどうしよう? 我慢できないほど、ストレスでもないし。。。

⇒ 行動:もうちょっと我慢してみよう。限界が来たら伝えよう!

例3 お風呂のこと

本音
ほんとは1時間くらい、湯船にゆっくりと浸かりたいな
不安の声
でもそんな事言ったらわがままかな? もし全員が1時間ずつお風呂に入ってたら、大変な事になる!
⇒ 行動:30分以内で我慢しよう!

共同生活って、こういう事の連続だと思います。

今、シェアハウスにも化学物質過敏症まではいかずとも、敏感な方や、
電磁波過敏症の方もいらっしゃいました。
また、音に敏感な方もいれば、全然気にならない方もいます。

一人一人気になるポイントは違いますが、
しんどい事があれば、まずは相談ができる、という間柄になっていけたらいいな。

 
自分の本心を知り、相手の本心にも関心が沸く。
そんなことを常に意識をしながら
みんなとコミュニケーションを図っています。

第二のふるさと◆家族のような親しさ◆自由で個性を活かし合える居場所・社会作りを目指してます

2017年から、僕は妻やシェアメイトの数名と共に、
アズワン鈴鹿コミュニティに学びに通っています。

https://sharehouse-warai.com/category/sharehouse-warai/honne-nakama-asone-kobe

僕は本気で、今までに体験したことがないような、

自由で 誰もが個性を思う存分発揮できる居場所作り、社会作り

にチャレンジしています。

  • 一緒にそんな温かい仲間作りをしたい

そんなアツイ想いじゃなくっても、

  • 居心地よく暮らす、ということを追求してみたい

そんな人、大募集中ですよー!

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