
シェアハウスの「ルールは?」掃除・音・お風呂の時間について
こんにちは。
神戸シェアハウス和楽居(わらい)のいのじです。
シェアハウスを運営していると、いろんな方から

シェアハウスは他人同士が一つ屋根の下に暮らす生活なので、ルールがどんな風になっているのか気になる方も多いですよね。
シェアハウス和楽居でも、どのように快適に暮らせるか常に試行錯誤しています。
家の中のルール・決まりごとについても、紆余曲折ありました。今日はそんな和楽居の現状について、お伝えしたいと思います。
- シェアハウスを検討中の方
- コミュニティ作りを実践中の方
- 職場、家族、パートナーとの円滑なコミュニケーションで課題をお持ちの方
きっと色んな方にとって、参考にしていただけるのではないかと思います。
目次
「ルールはあったり、なかったり。」メンバーによって変わります
「シェアハウス内のルールはどうしてるの?」と聞かれ、僕がよくお伝えしていることです。
??? どうなってんの?
とよく分からないですよね。
もう少し詳しくお話しすると



ルールを作ると快適に暮らせる?

アーチ【キッチン】
掃除当番やゴミ出しのルール、共用部での過ごし方etc…
- 快適に暮らすためにルールを作る。
- それに合わせてシェアメイトが行動をする。
最初は上手くいっているように感じます。でも、誰もが心地よく快適に暮らしているか?を考えるとどうでしょうか。
僕が、シェアハウス和楽居の仲間たちとやっていきたいことは、
- 一人ひとりの「心」「気持ち」を大切にし合える仲間作り
- 誰一人、我慢することなく、自由に、のびのびと、安心して暮らせる居場所作り
です。
ルールに合わせて生活をすること。それを最も重視して暮らすというのは
- みんなが快適にクラスには、それなりのルールが必要だよね。
- みんなのためには、一人ひとりが我慢することだって必要だよね。
“みんな” って誰のこと?
“一人ひとり” って誰のこと?
自分自身が我慢して生活していると、シェアメイトに対しても、我慢を強いることになります。

自分自身が自分の 「心」「気持ち」を大切にしていないのに、人のことを大切にするなんてできませんよね。
『ルールが気になる』って?「人に迷惑をかけたくない」「迷惑をかけられたくない」
ルールがどうなってるのか知りたい、気になる、ってどういう感じなんでしょうか。
その気持ちの裏側には
- 自分がそのルール通り生活する事ができるのかな?
- ルールを破って人に迷惑をかけたら嫌だな。責められたくないな。
- ルールがきっちりしていないと、家の中がどんどん汚くなったり、居心地が悪くならないか心配だな。
などなど、色んな気持ちがあるんじゃないでしょうか。
ルールを気にしているのって、どこか「不安」や「心配事」をベースに考えているような気がします。
人に迷惑をかけたくない
自分が迷惑をかけられたくない
色々思うところはあります。
- ルールがある方がいい とか ない方がいい。
- ある程度あった方がいい とか あまりない方がいい
どっちがいいとも一概に言えません。
不安や心配事なく、安心して暮らせるメンバーとシェア生活を送ることができたら、一人暮らしをするよりどんなにラクで、楽しいことでしょう。
僕からお願いしている事
シェアハウス和楽居に入居していただく方に、お願いをしていること。
契約書に記載してある事は、以下の通りです。
- シェアリング(話し合いの場)には積極的に参加してください。(オーガニック:月1回 / 他の棟:不定期)円滑なコミュニケーション、信頼関係が快適な生活のベースです。
- シェアメイトやご近所さんを不安にさせるような行為があり、僕と話し合いの場を持っても歩み寄ることが難しい場合は、僕の判断で退去をお願いする事があります。
- シェアハウス内があまりにも汚い場合は、一度メールします。そして次回も状況が変わらない場合は、スタッフが清掃に入り15,000円を住人のみんなで割った金額をご負担頂きます。
- 自治会費の回収がある棟では、毎月全員100〜200円ずつ積み立てをお願い致します。
- 全棟、完全に禁煙
実際、この5つくらいしかありません。
その中でも、最も重要視しているのがシェアリング(話し合いの場)の時間です。
和楽居のシェアリングとは?
僕と各棟のシェアメイトで集まって円になって
- 日々のシェアハウス暮らしで感じていることや、プライベートな事、仕事のことなど、なんでもその時に感じてる事を伝える。
- 「そんな風に思ってたんだな。」という素直な気持ちでただただ聞く事を意識しましょう。
- 何かを決める話し合い、議論の場ではなく、気持ちを聞き合う時間を目指しています。
シェアリングの場で、お互い感じている事を伝え合います。
それぞれの中で「こんな風にやってみようかな」「やってみてどう感じるか。また話し合おうね」という感じです。
気持ちを聴き合い、やってみて、また聴き合い、話し合い、やってみる。
その連続。
ルールや仕組みづくりを目的としている訳ではありません。
自分の素直な気持ちをそのまま出してみる、相談してみる、伝えてみる
言い換えれば、聞く側も相手の気持ちをただそのままに受け取ること
否定した・された、言った・言われたではなく、ただ自分の感じている事・相手の感じている事を聞き合える・話し合えること
その積み重ねの中で、それぞれの「心」「気持ち」が動き、
- こんな風にやってみたいな。
- あの人がどうしたら快適に暮らせるかな?
- 自分がもっと自由に、のびのび暮らすにはどうしたいかな?
という自発的な欲求が沸いてきます。
とは言っても、自分の気持ちや本音を伝える事が、難しいと感じる方もいらっしゃいます。
なんでも出し合える関係性・間柄を作っていくには、どんなことが必要でしょうか。
親しさ・信頼関係がベース

Rakuto”Japanese traditional solo comedy”
僕はこのように考えています。
『人はそれぞれ意見や考え方が違うものだ』
という前提をみんなが持っていること。
その上で
『相手がなぜそんな事を言っているのかを知りたい、聞きたい』
相手の言動(表面的な部分)でなく、相手の気持ち・本心に関心が湧いてくれば、意見の違いがあっても対立することになりません。そうして一歩ずつでも理解が深まっていくのかな。
夢のような理想論を語るつもりはなく、本気でそう思っています。
現実に、僕と妻とのパートナーシップ、またごく近しいシェアメイト間では、少しずつ意識が変化してきています。
これは1人の努力だけでどうにかなるものではありません。お互いにそういう間柄になっていきたい、と願う意志があればこそだと思います。
責める・責められる ということが起きない安心感
- 『こんなこと言ったらわがままかな?』
- 『自分がしたいようにしたら怒られそう…』
新しい環境に身を置くと、まず一番に気にすることは
「ここでやったらあかんことはなんだろう?」という意識。(僕だけなんかな?)
- いい人だと思われたい
- 変なやつと思われたくない
- 責められたくない
みたいな意識、考えが根強くあるかな。
シェアハウスという家族のような関係をやっていこうとする仲間同士で、こんな意識を持ったまま快適に暮らすのって限界がありますよね。
シェアハウスのよくあるお悩み

ガーデン外観
例1:掃除のこと


⇒ 行動:掃除は自分のやること、として頑張ろうかな。
例2:音のこと



⇒ 行動:もうちょっと我慢してみよう。限界が来たら伝えよう!
例3:お風呂のこと


共同生活って、こういう事の連続だと思います。
今、シェアハウスにも化学物質過敏症まではいかずとも、敏感な方や、電磁波過敏症の方もいらっしゃいました。
また、音に敏感な方もいれば、全然気にならない方もいます。
一人ひとり気になるポイントは違いますが、しんどい事があれば、まずは相談ができる、という間柄になっていけたらいいな。
第二のふるさと◆家族のような親しさ◆自由で個性を活かし合える居場所・社会作りを目指してます
僕は本気で、今までに体験したことがないような、
自由で、誰もが個性を思う存分発揮できる居場所作り、社会作り
にチャレンジしています。
- 一緒にそんな温かい仲間作りをしたい
そんなアツイ想いじゃなくっても、
- 居心地よく暮らすということを追求してみたい
そんな人、大募集中ですよー!
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