エディブルシティを実践する●畑に看板を作りました(神戸・垂水)
こんにちは。
神戸シェアハウス和楽居(わらい)のいのじです。
つい先日、和楽居オーガニックに暮らすあっこちゃんが声をかけてくれて、
シェアメイト達と数名で、
『エディブル・シティ 都市を耕す』
という映画を見ました。
場所はサンフランシスコ、バークレー、オークランドの3都市。
経済格差の広がる社会状況を背景に、新鮮で安全な食を入手するのが困難な都市で、市民自らが健康で栄養価の高い食べ物を手に入れるシステムを取り戻そうとさまざまな活動が生まれて行く。そして、一人一人の活動がコミュニティを動かす力となり、社会に変化をもたらす。卓越した草の根運動のプロセスを実感できるドキュメンタリーフィルム。
日本人にはまだ馴染みの薄い「食の砂漠」「食の正義」「食料主権」といった概念だが、日本でも子どもの貧困、孤食など少しずつ社会問題として滲み出ている。アメリカで広がりを見せている都市農園、コミュニティーガーデン、エディブル・エデュケーション(栽培から食卓まで全体をいのちの教育として位置づける食育)は、都会生活に食と農のつながりを取り戻す可能性を感じさせてくれる。国際有機農業映画祭 HP 映画紹介より引用
http://www.yuki-eiga.com/films/ediblecity
2015年に公開された時、
上映会にも参加して一度見ていたのですが、
今見ると改めて、いろんなことを考えるきっかけになりました!
【映画 エディブル・シティが、6/21まで無料公開】Edible Media よりのメッセージ。
COVID-19の広がりを受け、これからの働き方・暮らし方が問われる今、「食を経済活動から切り離し、コミュニティで食べものを自給する」というエディブルシティのビジョンがインスピレーションになるのでは。そんな思いで、この映画を作られたアンドリューさんに相談したところ、快く期間限定での無料配信を承諾してくださいました。(ちなみに彼もちょうど英語版を無料公開したところだったそうです。)こちらの動画は個人視聴用です。有料での上映会を開催の際には上映料が発生しますので、上映のお申し込みを以下のサイトからお願いいたします。エディブルシティが希望の種になれば幸いです。Now is the time to dig in and plant some seeds!映画の詳細は以下よりご覧いただけますEdible Media の映画公開ページより引用
また、昨年11月に参加した “しあわせの経済国際フォーラム2019“や、
コロナウイルスによる緊急事態宣言の発令、などもきっかけとなり
以前から思い描いていた
シェアハウス和楽居で一年中、オーガニック野菜・果物を収穫ができる庭作りをする
という目標をより一層、
具体的な行動に移すことにしました。
和楽居オーガニック では、
- 菜園スペース
- 果樹が4本(ビワ、みかん、きんかん、カリン)
- 鶏スペース(毎日、卵を2〜3個収穫できます)
があり、シェアメイトは誰でも自由に使えるのですが、
- どこに何が植えられているか分かりにくい!
- 草刈りする時に、間違って野菜の苗まで刈り取ってしまった!
- 気づかず踏みつけてしまう!
など、問題がしばしば起きていました。
そこで、白いペンキが塗られた廃材+支柱に使えそうな太さの木材 を使って、
野菜の看板(ネームプレート)を作りました。
目次
ルッコラ
ルッコラは、ピリッと辛味があって美味しいです。
サラダによく使ってます。
毎年、こぼれダネから勝手に生えてくれることに期待!
タネは、昨年の “しあわせの経済フォーラム”のタネの交換会でいただきました!
自家採種のタネです。
大切なタネを、和楽居オーガニックの畑でも受け継ぐことができて嬉しいな。
パクチー(コリアンダー / 香菜)
パクチーは、好き嫌いが分かれるけど、
好きな人は本当に大好きですよね。
僕や妻、シェアメイトの半数以上のメンバーが、
パクチー大好きなので、せっせと育てています。
なす
なすも植えてみました。
すくすく育ちますように。
少しずつ順番に看板を作っているのですが、
すでに20枚を超える看板が庭の各地に立てられています。
看板を作ってから、
シェアメイトで今まで庭に出てくる機会の少なかったメンバーも、
庭に収穫に来る機会が増えました!
これからますます、食べ物を自給することの大切さを感じることが増えるように思います。
少しずつ、少しずつ、
一年中、収穫ができる庭作り
を実現していきたいと思います。
オーガニック専用コンポスト作りました!
あとは、コンポストエリアにも、少し工夫をして、看板も建てました。
- 左 : 無農薬ではない野菜 & 魚 & 肉のゴミ用コンポスト
- 右 : 無農薬・オーガニックな植物性のゴミ専用コンポスト
今までは、全部ごっちゃにしてて、
毎年、使いきれないほど大量の堆肥ができてました。
これからは、オーガニックコーナーを分ける事で、
より堆肥の使い方についても、
- 完全オーガニックな堆肥
- そうでない堆肥
- 鶏さんのフンを混ぜるエリア
- 鶏さんのフンを混ぜないエリア
など使い分けることができるようになります。
まだどんな風に活用していくか、ちゃんと考えてる訳じゃないけど、
いつかは和楽居の畑は、完全オーガニックなコンポストの土のみで野菜作りしたいと思ってます。
普通のコンポストの堆肥も、市販の堆肥より安全だと思うので、
余った分は地域の人に配ってあげられるような仕組みにしたいです。
和楽居発 食べられる庭・食べられる町作りを神戸市垂水区に広げたい!
神戸市垂水区に点在する和楽居の庭発で、
- 食べられる庭作り エディブルガーデン
- 食べられる町作り エディブルシティ
が流行していくようなきっかけになれたら、という願いを持っています。
一体なんのために?
それがなんになるの?
『暮らしを自給するコミュニティ活動』を通して、本当に安心できる暮らしが手に入る
自分の食べる野菜・果物を少しでもいいから自給することができたら、
これから起こりうる様々な
- ウイルス危機
- 食糧危機
- お金はあるけどスーパーで食品・日用品が手に入らない状態
に陥っても、安心して暮らせる人が増えるんじゃないかな。
生活に必要なものを自給する取り組みを通して繋がった仲間の中には、
多彩で器用な人が多く集まります。
お互いにできることをシェアし合える、
そんな人の繋がりのあるコミュニティに関わりがあると、
既存の流通経路(スーパー、ドラッグストア、ホームセンターetc)で
ある日突然、必需品が品薄になっても、
何か知恵を出し合い、助け合うことができます。
これからの時代、いくらお金があっても、
本当に安心な暮らしは、手に入らないのかもしれない。
そう感じてる人は、きっと僕だけじゃないはず。
- 小さな事からでも、暮らしを自給していきたい!
- そんな仲間作り、そして地域コミュニティを作りたい。
- 心から安心して暮らしたい。
そんな願いを持っている人が、
徐々に神戸シェアハウス和楽居には集まって来ています。
そして、最近思ってる事。
苗を作りまくっても、だんだん植えられる場所が足りなくなってくるんです。
庭もスペースが限られてる。
くがの公園、八幡さん、海神社、マリンピア神戸前の公園で畑したい!
垂水駅から徒歩圏内で、
- うちの庭先、空き地の一角を自由に使っていいよ!
- 公共のスペースで畑ができて、誰でも収穫ができる菜園スペースとして活用できる土地
などの話があったら教えて欲しい!
週に1回くらいの作業日を決めて、共同で管理したら、
対して手間もかからず、おいしい無農薬野菜が自分の家族で食べきれないくらいの量、収穫できるようになると思う。
くがの公園 の一角で、菜園作りができたら、
垂水の町が、他の地域に対しても有名になって、
メディアに取り上げられるくらいの画期的なことやと思うんやけどなー。
町のど真ん中、駅近くで、あれだけたくさん森のように樹木が立ち並んでる土地は
なかなかないもんな。
あとは、八幡さんと、海神社、マリンピア神戸前の公園くらいかな。
神社で、畑する、なんてあんまり聞いたことがないけど。
昔は、お寺で『寺子屋』という子供の学びの場が作られていた、という話も聞いたことがあります。
今こそ、子供も大人も、食べ物を自分で作る、暮らしを作っていくことを学び合える場所が
心底求められてるんじゃないか、と思う。
『くがの公園、神社で畑がしたい。』
と言い続けてみよう。
いつかご縁があるかもしれない。
役所勤務の方々(垂水区役所、神戸市役所、建設局などなど)
エディブル・シティという映画をぜひ、一度鑑賞されてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=E61YhjXRQuI&feature=youtu.be&fbclid=IwAR1yjAK7zFndGQ7yviV0BLcZ1dXkhVFTLrvECPbga17K4EX7mh36xlKzhF0
垂水が好き。
垂水 に暮らせて本当によかった!
って思う人が増えたら、もっと嬉しい。
最近、隣町の、明石市が素晴らしい!
という話ばかり耳にするからね。
垂水も捨てたもんじゃないよ。
僕は垂水大好きです。
もっともっとこの街に誇りを持って暮らしたい。
夢のある話を足元から作っていこう!
みんなで夢を見よう!
暮らし をちゃんとやっていこう!
(パーマカルチャーデザイナー 四井真治さんの言葉から
しあわせの経済国際フォーラム2019にて)
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